石川県金沢市米泉町7丁目11番地
渡辺歯科医院付属歯科インプラント補綴研究所




よくある患者様の悲鳴です。
 『歯医者さんにススメられたままインプラントをしました。・・・でも、すぐにダメになったんです。』
 
インプラント治療には高度な技術が必要です。

渡辺歯科医院のトップページ>かしこいインプラント選び 知らないと後悔する7つの知恵




インプラント義歯の好適応症は、入れ歯の好適応症でもあります。

好適応症とは、例えば、アゴの骨がインプラントにしても大丈夫、入れ歯にしても大丈夫という状態を言います。

入れ歯が合わないと患者様がおっしゃる多くの原因は、噛み合わせによるものだと思います。

噛み合わせを上手くできないということは、歯科医師が初診のときに治療完了後の患者様のお口全体のイメージを正確にできていないということです。

噛み合わせを上手くすることは、インプラントも入れ歯も同じことです。

ですので、入れ歯を上手く造れなかった歯科医師はインプラントを上手に造れるはずがないのです。


また、入れ歯にするのかインプラントにするのかは、歯科医師に技術さえあれば患者様がお決めになる問題です。


歯科医師はあなたのお口の状態に対して判断を見誤っていませんか?



まず、先程お伝えしたように、入れ歯(義歯)を上手に作れない歯科医師は論外です。
一生もつインプラントを作ることは難しいでしょう。

例えば、他にはいないほどの手術技術を持っている歯科医師であっても、患者様のお口の中の症状に対して正確な判断、インプラントや義歯を入れた時のお口の中全体のイメージをもつことができなければ、その場限りのインプラントしか作れないということです。

インプラントや義歯は実は以外に簡単に作れます。
ただし、一生もつインプラントを作るためには、治療完了後のあなたのお口の中のイメージを正確にできる歯科医師でないと作れません。

一生もつためのインプラントを作ることには、歯科医師にトータル的な技術が必要なのです。


そして、一生もつインプラントにするためには、すぐにインプラント治療を出来ない場合があります。

それは、患者様によってはお口の環境作りをしなければいけないからです。

歯科インプラントとは、人口の歯の根をアゴに埋めることであり、歯肉のふくらみ、アゴの骨の大きさを変えるものではないのです。

アゴのやせている患者様には、インプラントをする前に、(歯肉、骨)を造る必要があります。

しっかりとしたインプラントを埋めるための土台を作ることによって、一生もつためのインプラント造りを可能にします。

もちろん患者様ご自身のホームケアも重要です。



現在、インプラントの材料はほぼチタン合金です。

その製造元は何百社、形も何10種類とあります。

そして、日本でのシェアが1番多いのが京セラというメーカーです。

供給もしやすく、規格も日本の企業ですので安心してオススメすることができます。



例えば、あなたの歯が何らかの原因で1本抜けたとします。

その治療のため前後の健康な歯を削りいわゆるブリッジ(架工義歯)を自然に見えるセラミックの材料で製作したとします。
すると、結果的にセラミックの歯が3本ならぶことになります。

私の診療所でもインプラントのデモンストレーションを何十人の歯科医師にしましたが、彼らからの1番多い質問がインプラントの価格です。

その時に私が説明することは設計料、手術料、材料はセラミック3本分の料金とすることが一般的でしょうと説明します。

セラミックの歯は保険適応外ですので、歯科医院によって価格が違います。

また、患者様の口腔内の状態によっても骨を造ってからインプラント(埋入)をする場合やその必要がない場合など、おのずと価格が変わってきます。

患者様のお口の中を診させて頂いてからではないとインプラント治療の計画を立てることができませんので、価格は提示することができません。



よく私の診療所に来院される患者様で

先月、すべての歯の治療が終わったのですが、噛めないんです。ここでもう1度診てほしい
という方がいらっしゃいます。


なるほど・・・・口の中を診てみると、自然のままの歯が全くなく、冠・ブリッジ(架橋義歯)・インプラント・取り外しの入れ歯あり。

口の中がフルコースの状態です。
この場合、一つ一つの歯の治療及び、補綴物は良いのですが、全体のバランスがとにかく悪いのです。
つまり、噛み合わせが全くなってないのです。

結局はすべて外して、一からのやり直し。
これでは、患者様の精神的な負担、金銭面での負担は計り知れません。

前にもお伝えしましたが、歯科医師は治療をするにあたって、まず口の中全体を診なくてはいけません。

初診のとき、治療の完了した状態をイメージできていないから、このような部分的な治療しかできなくなるのです。

治療を完了した状態をイメージできない歯科医師は、あなたの満足できる歯を作ることができないでしょう。

また、歯科医師が治療を完了した状態をイメージをするためには、その裏づけとなる研究、知識、経験がもちろん必要です。



この頃、インプラント治療の説明によくアゴの骨のレントゲンCT写真をとりシュミレーションをすることが多く、私も患者様への説明には、良いものだなあと思います。

しかし、上アゴと下アゴを別々にとった写真は、治療にはほとんど意味がないのです。

つまり、何度も言いますが、歯科医師が個々の患者様の最適な咬合状態(かみ合わせの状態)をシュミレーションすることが1番重要なのです。

歯科機械を製作する会社がここ1、2年でやっと私の意見に沿った機械を作ろうとしているのですが、いまだに満足できるものが現れていません。

歯科医師それぞれが、頭の中でシュミレーション出来ることが重要です。


インプラントが出来るところと、インプラントをすべきところのほとんどは一致しません。

埋めたいところに骨はなし。

まさにこの状態なのです。



昨今、かみ合わせの不調和による全身疾患への影響を多々、テレビ、新聞、雑誌などで紹介されています。

はたして、どれだけの歯科医師が日常の診療でこの問題を意識しているのでしょうか?

また、個々の歯の疾患のみにとらわれてしまい、口腔内全体を診て治療をすることの大切さを忘れてしまっているのではないでしょうか?

私は同じ歯科医師として非常に疑問に感じるとともに、残念に思います。

少なくとも私の診療所で共に勉強をされた先生にはいないと確信しています。

歯科医療とは、口腔内、顎間接の正常な状態を回復することであり、またそれに基づく疾患をなくし、体全体の健康を保つことなのです。

これを忘れずに、歯科医療にたずさわっていきたいものです。



よく噛める義歯(入れ歯)を作ることが出来なければ、その歯科医院は良く噛めるインプラント治療はできません。

義歯が苦手な歯科医師のインプラント治療は、患者様にとって満足のできるものにならないでしょう。

日進月歩の歯科医学、私の卒業したころの医療と現在の医療は月とすっぽん、雲泥の差があります。

私が開院したころの診療所の機械、治療薬、冠、入れ歯など補綴物、そして技術や知識、すべて同じものはありません。

インプラントについても、1977年(昭和52年)から診療所、そして大学病院でしてきました。
材料、形状、手術方法、そして考え方、すべてが違います。

これより数10年後には、口腔内再生医療も必ず日常的に行われることになるでしょう。
その時まで私は医療にたずさわってゆきたく思います。



医療とは患者様が自分の力で体を治そうとすることの妨げを取り除くこと


私の好きな言葉に

Dentistry is a work of love

すべての患者様に愛をもって接します。




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